『大家さんと僕』
今日はなんだか朝から不調で体が重く、模擬出社はお休みしました。
こんなんで復帰できるのか…とちょっと落ち込みましたが、無理せずゆっくり頑張ろう。
今日は外出せず大人しく過ごそうと思い、昨日父が買ってきた『大家さんと僕』を読むことに。
お笑いコンビ・カラテカの矢部さんが描かれたエッセイ漫画で、最近いつも本屋さんの人気本の棚に置いてあるのでとても気になってました。
87歳の大家さんの自宅の2階を間借りすることになった矢部さん。
二人のほのぼのとした優しい生活が描かれています。
大家さんは伊勢丹が大好きでよくお買い物に行かれるそう。うちの父は伊勢丹の元社員で気になって買ってきたんだそうです(笑)
ちょうど読みたかったから嬉しかった。父よありがとう。
読んでみて、間違いなくここ最近で一番癒された。そして、とてつもなく優しい気持ちになれた。。単純に漫画として読みやすくて面白くてすごい勢いで読んでしまいました。
87歳の大家さんと39歳の矢部さんの日常があまりにも温かくて、可愛くて、素直で、丁寧で、素敵。
思わずふふふと声に出して笑ってしまい、じーんと切なくなり、ちょっとうるっときて、ほっこりする。
伊勢丹にお買い物に行くシーンも度々出てきて、伊勢丹社員の娘としてはなんとなく誇らしく嬉しかった(笑)
大家さんは品が良くて、言葉遣いやふるまいがとっても素敵。ユーモアもあって愛おしい。こんな風に私も年を取りたいな。
何よりも矢部さんの人柄がとても伝わってくる。本当に優しい。抜けてるけど笑、知性があってとても柔らかいお人柄。
矢部さんだからこそ大家さんとこんな素敵な関係を築けたんだろうなあ。
芸人という仕事に本当にこのままでいいんだろうかと悩む姿も、すごく正直というか、何もかっこつけないで描いていて。
矢部さん、すごいなあ。初めて描いたとは思えない。イラストも文章もリズムも間も全部心地よくて、ものすごく癒された。
読み終えたあと、心のガビガビが取れた気がした。。
なんか最近の私は凝り固まっていたなあ、窮屈な考え方をずっとしていたなあと、無理して尖ったりしてたなあ、ポジティブなふりして不平不満が多かったなとか。
なんだろう、ヘッドスパみたいな漫画。笑
セラピー感がある。
大都会の中にこんなに素敵な人のつながりがあるんだなと。圧倒的な他人なのに家族のように深い関係。
一気に読めてしまうけど、何度も何度も読み返したくなる漫画です。
書店だと結構売り切れたりしているようで、母が読み終わったら貸すのでお声がけください(笑)
あーいい漫画だった。これは全力で薦めます。
ちなみに、相方の入江さんの『後輩力』という本も読んだことあるけど、結構面白い。
新入社員のとき、体育会系ぽい雰囲気のある部署に配属が決まって不安すぎて手に取った本(笑)
軽いノリで読んだけどそのへんのビジネス書より良かった。なんていうか気遣いの基本、人付き合いの基本が書かれているよ。人脈のある人ってやっぱり気を回せる人。しかも嫌味なくストレスなく自分もその場を楽しんでるんだよなあ。素敵。
『大家さんと僕』にもちょこっとだけ入江さん出てくるけど、すごく優しい方なんだなと思う。人の良いところを自然と発見して尊敬してどんどん好きになれる感じ。私も前はわりかしそういうタイプの人間だと思ってたけど、なんか最近だめだったな、斜に構えがちで。いかんいかん。
芸人さんってやっぱりすごい。
私はお笑いが大好きで、結構詳しい方だと思います。
お笑い自体も好きだし、お笑い芸人が好きです。
みんな自分のことで精一杯な世の中で、人を笑わせることを仕事にしてるって単純にかっこいいよね。
芸人さんが書いた本って面白いものがたくさんあるのでまた紹介しますね!
ていうか本じゃなくてもラジオとかね。ラジオはテレビよりかなりくだけてるのでめっちゃ面白くて好き。電車内とかで聞いてしょっちゅう笑いこらえてます。
ちなみに好きなお笑い芸人は、さまぁ~ず・バナナマン・おぎやはぎ・サンドウィッチマン・中川家・劇団ひとり・ロバートあたりです。
でもゲラなのでゴー☆ジャスやサンシャイン池崎でもめっちゃ笑っちゃいます。もちろん、ひょっこりはんでも笑ってます。
それでは!